愛用している Gibson L-4CES のポットとコンデンサを交換しました。
元々の交換のきっかけはポットのシャフトが歪んでいたことだったのですが、交換後意外にも音がガラッと変わりました。
交換後パーツ
- ポット:Montreux CTS A 500K Vintage style
- コンデンサ:SCUD / CR-022VQ (オイルコンデンサ)


元々ついていたのもCTS 500Kでしたが、シャフトが曲がっていて新しく買ったレリックノブが入らなかったため交換を決断しました。
このポットを買いました。かっこいい。

見た目もオリジナルに近いヴィンテージタイプ(へそ付き)を選んだので、ルックス的にも違和感なし。
コンデンサはセラミックからオイルコンデンサに。PIOが良いとよく言われているし、かっこいいのですが高価なので、今回は手頃なSCUD製を選びました。
交換前のパーツについて
確認したところ、交換前のパーツはCTS 500Kとセラミックコンデンサでした。
高級ギターなはずなのに、頼りなさそうなセラミックコンデンサがついているとは驚きました。

交換作業について
フルアコはパーツを外してピックアップの穴から全て取り出し、作業する必要があります。
そして、配線後のパーツを戻す作業はなかなか大変。
今回は奥さんに細腕を活かしてもらい、ピックアップの穴から腕を突っ込んでパーツを戻してもらいました。笑
配線は間違えないように一つずつ確認しながら作業しました。

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音の変化
- 交換前: 全体的にもこもこ。トーンを絞ると全く使えない音。
- 交換後: ブライトさが出てきて、コードを弾いたときにも抜けが良くなった。トーンを絞っても十分使える音になった。
サスティンや立ち上がりは大きな変化を感じませんでしたが、ジャズで使うクリーントーンでは明らかに扱いやすくなりました。
ポットのトルクが変わった!
交換後のトルクは交換前よりかなり軽く、小指で触るだけでスッと回るようになりました。
指でつまんで回す重いトルクになれていたので、驚きました。
慣れたら使いやすいのかな?
終わりに
おそらく、古いポットで抵抗値が下がっていたことが「こもり」の原因だったのだと思います。
コンデンサをオイルにするとかよりも、30年ものの劣化したポットを新品に交換した効果が大きかったのかもしれません。
見た目もサウンドもリフレッシュされて、とても満足しています!

今回改造したギターはこちら