額縁と額装マットを購入しました。
先日購入したFOモリスの「英国鳥類図鑑」の中の1ページ、
「シロエリハゲワシ」を額装してみました。
1851年に発行された図鑑の挿絵になります。
古いものなので、紙にシミなどがありますが、発色はとても綺麗です。
![](https://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/img_6296-768x1024.jpg)
味のある古い絵と合うよう、素材感のあるマットとシンプルな額縁を選んでみました。
今回は、額縁とマットの選び方、購入店について書いていきたいと思います。
額装マットとは?
このような、絵と額縁の間に入れる紙のことです。
![](http://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/img_6290-768x1024.jpg)
- 余白を埋める
- トリミングができる
- 絵が額縁のアクリルと接しないため、保存性が良くなる
- 見栄えが良くなる
などの効果があります。
絵を飾ったりすることが今までなかったので知らなかったのですが、
基本的に絵画を飾る際は、額縁だけではなく、額装マットを使用するそうです。
選ぶ際には、サイズとデザインを考える必要があります。
マットのサイズの選び方
額縁のみを使用する際は、絵よりひとまわり大きいものを選べば良いだけなのですが、
マットを使用する場合のサイズの選び方がわからなかったので、調べてみました。
サイズを決める必要がある箇所は二つ、
- 窓抜きのサイズ
- マット幅
があるとのことでした。
窓抜きのサイズ
窓抜きとは、マットの中をくり抜いて、絵が見えるようになっている部分のことです。
窓抜きのサイズとは、くり抜いて絵が見えている部分のサイズのことになります。
![](http://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_6290-1-1024x768.jpg)
絵をマットにつけるためには、1辺につき少なくとも5ミリ程度、
絵とマットが重なる部分が必要となります。
重なる部分を考慮して、窓抜きのサイズを出します。
絵のサイズを測る
まず、絵のサイズを正確に測る必要があります。
この絵は、252ミリ*175ミリでした。
若干余白を狭くしたいので、重なる部分は8ミリとしました。
窓抜きのサイズを計算する
絵のサイズと重なりから計算すると、窓抜きのサイズは236ミリ*159ミリとなります。
重なりは両辺にあるので、2倍することを忘れないようにしましょう。
マット幅
マット幅について調べましたが、特に決まりはないようでした。
40~80ミリが理想と書いてあるサイトもありましたが、絶対ということではないようです。
実物を見ないと感覚がわからない・・・けどお店に行くのはめんどくさい・・・
ということで調べてみると、シミュレーターがありました。
こちらのサイトで絵の写真をアップロードし、サイズを入力することで、
選んだ額縁とマットを見ながら、マット幅や重なり部分のサイズを調整することができます。
シミュレーターを使ってみる
実際に使ってみました。
![](http://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_0032-1024x717.jpeg)
豊富な種類の額縁とマットが選べます。
![](http://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_0034-1024x679.jpeg)
サイズをいろいろ試して、
マット幅は70ミリ、重なり部分は8ミリで決定しました。
額縁とマットのデザインを決める
これもシミュレーターで見ていきます。
マットのデザイン
定番は白、ベージュ、黒のようです。
黒にするとメリハリがついて絵がハッキリとします。
悩んだ結果、今回は絵の紙の色と似たベージュ系にしようと思い、探していると、
リネンのマットを見つけました。
![](http://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_0041-396x1024.jpeg)
素材感があって良さそうなのでこれに決めました。
額縁のデザイン
絵がシンプルなので、派手な額縁にしようかとも思いましたが、
シンプルな我が家のインテリアに合いませんでした。
(シミュレーターで背景もアップロードできます。)
シンプルな印象の黒のスマートな額縁に決めました。
![](http://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_0040.jpeg)
素材感がありつつ、スマートな印象になることを狙ってみました。
シミュレーターから注文ができるので、とても便利です。
シミュレーションしたものを全てそのまま注文しました。
商品が届きました。
商品が届いたので、設置していきたいと思います。
開封
![](https://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/img_6274-768x1024.jpg)
まずは開封します。
![](https://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/img_6275-1024x768.jpg)
アクリル板はきちんとシートで保護されていました。
![](https://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/img_6276-1024x768.jpg)
壁へ取り付けるための紐と、それを取り付けるための金具も入っていました。
![](https://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/img_6291-768x1024.jpg)
マットは2ミリの紙の上にリネンが張られていました。
とても良い素材感です。
マットに絵を貼り付けます
短辺、長辺ともに、設定していた重なり部分8ミリを測り、
マスキングテープでマットの裏側に印をつけます。
![](https://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/img_6292-768x1024.jpg)
マスキングテープに沿って絵をマットに重ね、
絵の上側をマスキングテープで貼ります。
![](https://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/img_6293-1024x768.jpg)
マットへの貼り付け完了です。
組み立て
アクリル板の保護シートを剥がし、絵を貼ったマットを入れ、蓋を閉めます。
![](https://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/img_6294-768x1024.jpg)
蓋を閉める際に、弓形のプラスチックパーツを押し付けて、マットが額縁内で動かないようにします。
![](http://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/img_6296-768x1024.jpg)
組み立てました。
次に壁にかけるための紐をつけていきます。
![](https://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/img_6295-768x1024.jpg)
額縁外側の長さの3分の1くらいのところに紐が通るように、金具をつけます。
紐を通して完成です。
結び方ですが、
ピンと張った状態で下の紐を巻き込んで固結びをし、
![](http://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_6403-768x1024.jpg)
その後蝶々結びをしました。
![](http://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_6404-768x1024.jpg)
壁掛け
壁にマスキングテープで目印をつけます。
目線の高さくらいが良いようです。
![](http://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_6303-1-1024x768.jpg)
フックを壁に取り付けます。フックは付属されていなかったので、Amazonで購入しました。
指で付けはずしができ、穴も小さいようなのでこちらを購入しました。
![](http://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_6402-768x1024.jpg)
つけるのは簡単でしたが、触った感じかなり強度はありそうです。
完成!
![](http://anchandawan.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_6401-768x1024.jpg)
無事に壁にかけることができました。
一見シンプルな印象ですが、素材感があり、古い絵の味も感じられます。
絵や写真を額装してかける際、参考になれば幸いです。